ムラカミマコトこぼれ話

弁護士 村上誠のブログです。

2014年11月10日(月)

羽生選手の演技を見て

一昨日、中国・上海で行われた、フィギュアスケート・グランプリシリーズ中国杯の男子フリーで、羽生結弦選手が本番直前の6分間練習で接触事故を起こし、怪我を負いながらも、演技を行い、総合2位になりました。

私もテレビ中継を見ていて、接触事故がかなり激しいもので、事故直後には羽生選手がリンクの上で、血をながして動けなくなっている様子を見て、解説者やコメンテーターが述べていたように、これは棄権した方がいいし、棄権すべきだと思いました。

しかし、羽生選手は、棄権せずに、演技を行った訳ですが、棄権すべきだったかどうかはともかく、羽生選手の演技を見て、私を含めて、何故みんながあんなに感動したのだろうかと、今になって思い返されます。

羽入選手が才能豊かなオリンピック金メダリストであり、普通の選手であれば棄権するような怪我を負いながら、強靭な精神力で演技を行い、立派に演じきった、ということが見ている人を感動させた要因であることは、間違いないと思いますが、私には、ただそれだけではないように思えます。

才能豊かなオリンピック金メダリストでも、多分、心が折れるときだってあり、精神力や心も、私たちと比べて格段に強靭な訳ではないことを私たちが知っているから、人は誰だってそんなに強いものでないことを私たちが知っているからこそ、羽生選手の棄権せずに頑張り続け、精一杯に演じきったことに感動したのではないか、と思えます。

私たちは、才能がなくても頑張っている人を応援したくなります。

それは、多分、人がそれほどには強くなく、弱いものだということを知っているからでしょう。

そして、人は、自分以外の誰か、あるいは利己を超えた何かのためでなくては、それほどには頑張れません。

羽生選手も、棄権せずに、頑張って精一杯に演じきれたのは、自分のためだからでなく、羽生選手の演技に期待し、会場に足を運んでくれた観客の方たちや、羽生選手を応援し続けてきた日本の支援者の方たちや、羽生選手が応援したかった地元の被災者の方たちのためだったからこそ、ではなかったかと思います。

Posted by murakami at 10時41分

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